☆XP Modeを利用することにより、「JIS90」と「JIS2004」を使い分けることができる。
Windows XPまでが搭載する文字セットは「JIS90」、Windows 7が搭載する文字セットは「JIS2004」です。
これにより、「同じ文字でも形が違う文字が存在する」という問題が発生します。
これは結果的にWindows XPとWindows 7のデスクトップ上での漢字表示が異なるだけではなく、印字結果も異なるという事態にもなります。
しかし、XP Modeを活用すれば、Windows 7では「JIS2004」、XP Modeでは「JIS90」という形での文字セットの使い分けが可能になり、フォントの互換問題を解決することができるのです。
Windows 7とWindows XPのフォントの違いや、XP Modeによるフォント互換問題の解決については、
『ひと目でわかるWindows 7“XP Mode”&仮想マシン活用テクニック』内
第7章「Windows 7ホスト環境とXP Mode環境の使い分け」 を参照してください。
☆Windows XPとWindows 7では、同じMSゴシックであっても「漢字の形」が異なる。画面は「同じデータ」をWindows XP(左)とWindows 7(右)で開いた画面。
「ひと目でわかる“XP Mode”& 仮想マシン活用テクニック」
※書籍内容 - 特別先行公開 - 記事一覧(全12記事)