現在のiPod touchは第4世代であるが、発表イベントでは「世界で最も人気の高い携帯ゲーム機」と称され、iPod touchでプレイできるゲーム数はPSPやニンテンドーDSよりはるかに多く、ここ10日間でリリースされた数だけでも200本近くに上る。
つまりiPod touchが「携帯ゲーム機」という側面を持ち合わせることは確かなのだが、ではiPod touchは本当にただの携帯ゲーム機なのだろうか。
機能面を考察していこう。iPhone 4を所有するビジネスマンであれば、iPhone 4をビジネスツールとして利用しない手はないが、実は現在の「第4世代iPod touch」は、iPhone 4と比べて機能として劣るのは3G機能、内蔵GPS(衛星)、カメラ解像度だけである。
つまり、ビジネス向けiPhoneアプリのほぼすべてがiPod touchでも利用可能であり、逆に言えばiPod touchをビジネスツールとして活用しない手はないのである。ちなみに、一番気になるiPod touchに3G機能がないという事実だが、実はこの3G機能が内蔵されていないことは、使いようによっては利点でもある。
なぜならば、3G契約に縛られないため「2年継続利用」などの一般携帯電話における契約に一切束縛されない。普段のインターネット利用は自宅の無線LANに接続すればよく、また外出先でiPod touchを利用したければ公衆無線LANのほか、現在ブームになりつつある「モバイルルーター」を利用できる。
蛇足だが、iPhone 4は国内モデルにおいて残念ながら「テザリング」に対応していないため契約回線を他機器で利用することができないが、モバイルルーターであればiPod touchはもちろん、iPadやノートPC、Android端末などでも利用することができるため、実は「携帯デバイス好き」であれば、むしろ「モバイルルーター+iPod touch」の組み合わせのほうが、柔軟性があり最適なのだ。
第4世代iPod touchは本体にカメラとマイクを内蔵していることも忘れてはならない。つまり、Skypeをインストールすれば無線LAN環境において「タダ通話」も可能であり、Skypeクレジットを購入すれば携帯電話との通話も可能なのである。
そのほかGPSについては無線LAN基地局測位による現在位置取得も可能なので、衛星GPSより制度は劣るためカーナビなどの制度を求め場面には向かないものの、ビル内や地下道などでも現在位置の取得ができるため、ルート探索や周辺検索などのビジネス利用における「マップ」には十分役立たせることもできる。
そして、ビジネスに欠かせない「クラウド」だが、iPod touchでも当然利用することができる。GoogleやDropboxなどのクラウドサービスを利用すれば、PCで利用しているデータファイルをiPod touchで閲覧できるほか、iPhoneアプリを上手に選択すれば、Microsoft Officeのデータファイルを編集することや、PDFファイルに対してアノテーション(注釈)を付加するなどの編集も可能になるのだ。
そのほか、クラウドを活用すれば「スケジュール」「アドレス帳」などもPCや他のデバイスと同期して、相互に追加&編集が可能になり、ビジネスシーンでの利便性を大いに増すことができる。
ちなみに、本稿で解説したビジネステクニックについては、 「iPod touchビジネス活用術」 という書籍内で設定方法や活用方法なども詳しく解説している。上記のほか、状況に応じたインターネット回線の確保、Wi-Fiによるデータ転送、会議の録音、ビジネスメール管理、ルーター設定などを紹介している。
また、iPod touchの周辺機器を生かしたプレゼンファイルのプロジェクター出力、Bluetoothキーボードによる入力環境改善や、ビジネス利用の携帯デバイスで設定したいセキュリティ等、「iPod touchをビジネスで活用する方法」をふんだんに解説している。
『iPod touchビジネス活用術』 は価格も税込1050円とリーズナブルなので、ご興味があれば是非、全国の一般書店なりで本書を手に取って確認されたい。また、弊社「日経BP Store」では電子書籍版も同時刊行されるので、iPod touchの活用をiPod touchで参照してもよいだろう。
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蛇足だが、iPhone 4は国内モデルにおいて残念ながら「テザリング」に対応していないため契約回線を他機器で利用することができないが、モバイルルーターであればiPod touchはもちろん、iPadやノートPC、Android端末などでも利用することができるため、実は「携帯デバイス好き」であれば、むしろ「モバイルルーター+iPod touch」の組み合わせのほうが、柔軟性があり最適なのだ。
第4世代iPod touchは本体にカメラとマイクを内蔵していることも忘れてはならない。つまり、Skypeをインストールすれば無線LAN環境において「タダ通話」も可能であり、Skypeクレジットを購入すれば携帯電話との通話も可能なのである。
そのほかGPSについては無線LAN基地局測位による現在位置取得も可能なので、衛星GPSより制度は劣るためカーナビなどの制度を求め場面には向かないものの、ビル内や地下道などでも現在位置の取得ができるため、ルート探索や周辺検索などのビジネス利用における「マップ」には十分役立たせることもできる。
そして、ビジネスに欠かせない「クラウド」だが、iPod touchでも当然利用することができる。GoogleやDropboxなどのクラウドサービスを利用すれば、PCで利用しているデータファイルをiPod touchで閲覧できるほか、iPhoneアプリを上手に選択すれば、Microsoft Officeのデータファイルを編集することや、PDFファイルに対してアノテーション(注釈)を付加するなどの編集も可能になるのだ。
そのほか、クラウドを活用すれば「スケジュール」「アドレス帳」などもPCや他のデバイスと同期して、相互に追加&編集が可能になり、ビジネスシーンでの利便性を大いに増すことができる。
ちなみに、本稿で解説したビジネステクニックについては、 「iPod touchビジネス活用術」 という書籍内で設定方法や活用方法なども詳しく解説している。上記のほか、状況に応じたインターネット回線の確保、Wi-Fiによるデータ転送、会議の録音、ビジネスメール管理、ルーター設定などを紹介している。
また、iPod touchの周辺機器を生かしたプレゼンファイルのプロジェクター出力、Bluetoothキーボードによる入力環境改善や、ビジネス利用の携帯デバイスで設定したいセキュリティ等、「iPod touchをビジネスで活用する方法」をふんだんに解説している。
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